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2021.08.31
子宮頸がんワクチンに関して

子宮頸癌はヒトパヒローマウイルスにより発症し、予防することが出来る数少ない癌です。

子宮頸癌ワクチンは日本は世界より周回遅れにあります。暫くの間、厚生労働省は積極的接種を『推奨しない』の立場でしたが、ここ最近になり『推奨する』の立場に変えました。その背景には様々な要因があるのですが、一番は先進国の中で日本が断トツに子宮頸癌の罹患率(年間約10000人)とそれによる亡くなる方(年間約3000人)が多過ぎる、二番目はワクチンの安全性が担保された事です。罹患する方はまだ若い20代後半から30代の方です。

小学6年生~高校1年生までの女性は定期接種(無料)で受けることができます(総額45000円相当)。私は小学6年生の二種混合の定期接種の時に案内しています。当院では4種類のウイルスに対して有効性のあるワクチンを採用してます。個人的には中学生に入ってからの開始で良いのではと説明しています。半年間、3回で接種終了します。

海外では9種類に有効性のあるワクチンが既に主流ですが(日本も2020年7月に使用承認済み)残念ながらそちらは当面定期接種化にはなりません。

貴重な命がたった3回の接種で約20年間守られます。該当年齢の方は是非ご検討下さい。該当年齢以上の方も残念ながら有料ではありますが、接種をお勧めします。

国は最近、男性への定期接種化の審議にも入りました。

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